肌のシミ消しには、やっぱりハイドロキノンがいいと言う人は結構います。
医療機関でも、色素沈着の対策としてハイドロキノンは処方されている成分ですから、
その効果自体を完全否定するのは、逆に難しそうです。
ただし、シミって1つの種類だけじゃ無い。
その人の体質やシミの原因となっているものは違います。
最近は男性でもメンズシミ消しでシミを消したいと思っている人もいるから、
性別的な違うもあるかもしれない。
ただ経験上、男性用のシミコスメは予防的なコスメはかりで、
本格多岐なものはほとんど無いみたいです。
だから女性のシミ消しコスメを使った方が効果は高いとみています。
誰でもハイドロキノンだけでシミが改善するわけじゃ無い
誰でも絶対に、ハイドロキノンだけで、シミが消えるわけではない。
実際効果が無かったって人もいるから
つまり試して見なければ、それは分からないということですね。
そして、何も試みない事には、シミの除去もできないってことです。
つまりどうせダメだろうと、何もしない状態では、
シミが改善される見込みもゼロと言うことです。
もちろんお金もかかるし、逆に肌トラブルが起きる心配もある。
コスメの場合、医療機関でもうら医薬品より安いけれど、効果が薄い場合もある。
つまり諦めるのは簡単で、試してみることの方が難しい。
ハイドロキノンを使うと、どうしてシミが消えてなくなったり、薄くなったりするのか、
その原理について知るところから始めてみると良いと思います。
理屈がわかれば、それだったら、一度試してみようかなという気持ちになりますからね。
まずシミってどうしてできてしまうのか
シミができる原因、まずそこから考えてみましょう。
人の防御反応として、紫外線は細胞を壊すので、それかを守ろうとします。
表皮の最下部、基底層にあるメラノサイトというところで、メラニンがつくられます。
つまり皮膚を防御するために、肌の上に黒い防具をつけるような働きです。
それ以上肌の奥まで紫外線に壊されないようにしているわけです。
本来は、からだの防御のためのありがたーい働きなのですが、
それが何らかの原因でバグってしまい、過剰防衛的に、次から次へと生成される。
蓄積されたまま残り続け、その部分が常に黒っぽいシミとて残ってしまうわけです。
このメラニンというのは、メラノサイトにあるチロシンという物質でできています。
このチロシンがチロシナーゼという酵素と結びつくことで活性化して、あの色黒のメラニンが合成されています。
この対策として、今までよく使われてきた、美白成分では、チロシナーゼ酵素の働きを抑えて、
シミのこととなるチロシンがメラニンとならないようにすることで、シミの除去を試みてきたのです。
ハイドロキノンが効果的な理由は?
じつは、ハイドロキノンも、チロシナーゼ酵素の働きを抑える効果は抜群です。
他の抑制物質であるアルブチン、ビタミンC、コウジ酸などよりもはるかに高いのですが、
ハイドロキノンは、チロシナーゼと直接結びついて、チロシンがチロシナーゼと結合して、メラニンになる事自体を阻止してしまう効果があります。
メラニン合成を強力に阻止するとは凄いね!
ですから、皮膚の表面に残り続けるメラニンがそれ以上増えにくくなり、
肌の新陳代謝で、シミが薄くなっていくことかが期待できるというわけ。
人の肌はどんどん生まれ変わっていくのが普通ですから、それ以上メラニンが創られなければ、
いずれターンオーバーで、シミが消えるのも原理的には納得できますよね。
つまり、表面のメラニンだけのシミではなく、真皮層まで及んでしまっている場合とか、
細胞そのものが下まで黒い組織になっていしまっているものには効果がないという事になる。
だから全ての肌のシミに効果があるわけでもないので、それは知っておかないとね。
ハイドロキノンには弱点がある
じつは、シミにとっても効果があるとされる、ハイドロキノンには弱点があるのです。
それは、とても不安定な物質だということ。
そのままだと、すぐに酸素と結びついて、酸化物になってしまいます。
そして酸化してしまったハイドロキノンは、もう役に立たないのです。
これでは、ハイドロキノン入りのコスメを買っても真空にでもしておかにないと、すぐにだめになってしまいますよね。
さらに、安全性に問題があり、肌への直接的な刺激が強く、逆に肌を傷めてしまう恐れがある。
そこで出てくるのが新安定型ハイドロキノン。
ハイドロキノンに別の物質を合成させて、酸化しにくく、刺激のすくない、新安定型ハイドロキノンすめなどの方法で作られます。
今のハイドロキノンコスメの多くに、安定型が採用されています。
ただし、安定型はそれだけ効果も弱くなるので、どちらがいいかはそれぞれのコスメの口コミ評価を参考にして下さい。